視野とやりたいことがブワッと広がったRubyKaigi 2024

はじめに

おはこんばんにちは!...いや今回は、はいさ〜い🌺🌺🌺

沖縄の楽しかった思い出をお土産を食べるたびに思い出しているしおりんです🌺 RubyKaigi 2024に参加するために沖縄に行ってきました!カンファレンスはブログを書くまでがカンファレンス!ということで、参加した感想ブログです。

今年は去年以上に自分にとって最高のRubyKaigiとなったので、少しずつ書き進めていったところだいぶかかってしまいました😇 (過去最長6000文字超え)

RubyKaigi 2024とは?

rubykaigi.org

RubyKaigiとは、プログラミング言語Rubyに関する国際会議です。 今年は2024/05/15-05/17の3日間、沖縄県那覇市で開催されました!

参加人数としては、1000人以上! 日本のみならず海外のRubyistも一堂に沖縄に集まってRubyのことを話すお祭りのような3日間でした!

ちなみに私のRubyKaigiの参加歴としては去年のRubyKaigi 2023が初参加、今年は2回目の参加でした。
(去年の参加レポは会社のテックブログにて↓)

tech.pepabo.com

RubyKaigiに参加する前にやったこと

去年参加してすごく楽しかった記憶が痛烈に残っている一方で、初参加の緊張で、自分からコミュニケーションを取れるまでに少し時間がかかってしまった点や、やはり内容が難しく全然理解できなかったという反省も強く残っていました。

なので、今年参加するにあたって「去年よりもっと楽しめるようにする!」というテーマを自分の中で掲げ、それを達成するためにRubyKaigiの開催前から色々自分の中で動いてみました。

1. カンファレンスネイル

まずはカンファレンスネイル!これは、去年に引き続き今年もやってみたものになります。

Xのいいね数から実際の会場も含め、去年より多く反響をいただけたのがとても嬉しかったです! 去年は初参加ということもあって、自分から言い出すというよりかはネイルが目に入った方からお声がけいただいた流れで「RubyKaigiをイメージしたんです〜」という形で会話が進むことが多かったです。

けれど今年はXのいいね数やリポスト数も多くいただけたこともあったので、自己紹介の時に「RubyKaigiのイメージネイルをしている者です〜」と自分から発信してみたところ、そこから会話を広げることができたり「あ!Xでみました!」と言っていただける場面が多くあって嬉しかったです!

カンファレンスネイルをすることの効果として、初めての方と話す際のきっかけになるのはもちろん、去年もやっていましたよね?と覚えていてくれた方もいて、2回目の効果も実感することができました。

そして今年もRubyKaigi 2024のデザイナーさんに直接ご挨拶しネイルを見ていただくことができました。 カンファレンスネイルができるのも、最高のデザインを考えているデザイナーさんがいてのことなので「今年も最高のデザインをありがとうございます!」と感謝を伝えることができたのはとても嬉しかったです。

カンファレンスネイルの楽しさにもうすっかり取り憑かれてしまったので、今後もRubyKaigiはもちろん他のカンファレンスでもやっていく予定です💪

ということで次回はKaigi on Railsでカンファレンスネイルをやります💕

2. 事前イベントへの参加

今回私は、Smart Bankさん・Wantedlyさんが主催する事前イベントに参加しました。

smartbank.connpass.com

事前イベントは今年初めて参加したのですが、スピーカーの方々から始まる前に内容について聞けることで、当日実際のセッションの聞く際に0からではなく概要を少し把握した状態で臨めるため、「わかる...わかるぞ...!!あの時話していたことは、こういうことだったのか!!」と自分の中に話を落とし込みやすく、面白さを実感することができました。

また懇親会で、去年会った方にご挨拶ができたりまたここで初めまして!をした方に当日沖縄で「事前イベントぶりですね!こんにちは!」と挨拶することができたのも良かったですね〜

事前イベントの力恐るべし...来年も開催されたら絶対行きたい💪

3. 社内で開催された事前勉強会への参加

今回、RubyKaigi前の準備として社内でセッションを1つ選択して、それについて調べて発表する勉強会が開催されました。

事前に調べた感想は、行く直前にブログに書きました。なので、ここでは実際に参加した後の感想を書きます。 shiorin223.hatenablog.com

楽しみにしていたセッションがいざ始まった瞬間、私は金子さんの話のスピードに圧倒されました。 少しでも聞き逃さず後から振り返れるようにと、メモを取ることに集中して聞いていたのですが、事前に勉強会のために調べていた単語が多くあり、メモをしながら「多分この辺りの話をしているのかな?」と分かった瞬間が多くあったのがとても嬉しかったです。

それだけでなく、Parser関連のセッションはもちろんのことそれ以外のセッションやLTでもParserや関連した単語が出てくる場面が多かった、またそれが自分の中で分かったのもすごく嬉しくParserを予習の題材に選んで本当に良かったなと思いました。

RubyKaigiに参加してみて

セッションの感想

Writing Weird Code

drive.google.com

これは言わずもがな、終始驚きの連続でした。TRICKはすごい好きなコンテンツなのですが、どうしてそう動くのか全くわからなかったのでその辺りの話が聞くことができ、Rubyやプログラミングのまた違った一面と出会うことができたのがとても面白かったです。

また作品に圧倒されたのはもちろんなのですが、要所要所でRubyKaigiのセッションと絡める形で説明があったのもとても印象的ですし、こういうところでも繋がっているんだ!と驚きました。

これを機に、Quineの世界に飛び込んでみたい!またそれ以降のセッションに対してさらに楽しみになることができたKeynoteでした!

The grand strategy of Ruby

speakerdeck.com

Parserを事前に勉強していたので、1番楽しみなセッションでした! スピードは結構早かったですが、ParserやParser Generatorとは何かという基礎的な部分から、Rubyの中で動いているParserがどうして悪魔城と呼ばれているのかという部分まで丁寧に紹介があった点が、とても勉強になりました。

そしてそんな悪魔城を切り崩すためのロードマップの紹介がまずあったのですが見た瞬間、なかなか果てしない道のりだな...と思わず感じてしまいました。

けれどそこから金子さんを筆頭に様々な人が協力し少しずつ倒していっているという話を聞き、その姿がまるで勇者のパーティーみたいに思え、勢いの凄さやこれから先さらに広がっていく可能性に非常にワクワクしました。

普段何気なく様々なライブラリなどを使ってRubyを動かしているけれど、その1つ1つにParserが関わっていることにとても感銘を受けました。 また、そのあたりの知見をさらに広げるためにコンピュータサイエンスのことを学んだり実際に動いているコードをもっともっと知りたい!と思えたセッションでした。

またさらに、1日目のオフィシャルパーティーで金子さんに直接ご挨拶し感想を伝えることができたのもすごく嬉しかったです!その後、成瀬さんからセッションを聞いて難しかった部分や知見を深めるためにどこからキャッチアップすればいいかなどの話も伺うことができ、私の中の知的好奇心がブワッと広がった楽しい時間を過ごすことができました! ありがとうございました!

Make Your Own Regex Engine!

speakerdeck.com

こちらは正規表現エンジンをRubyで作る方法を紹介するセッションでした。 正規表現エンジン、Rubyで作れるんだ....と思ったのが初めの驚きでした。

正規表現を使う時の記号やルールなど、覚えるまで難しいけれどシステム側がどうなっているのかは知らなかったので、作る手順をなぞりながら仕組みを聞くことができた点が身に入りやすく勉強になりました。

中でもパターンをマッチさせたいけれど、1単語分をマッチさせるだけでも、最初から最後まで読み取ることや1文字1文字をちゃんと読み取り判定するようにするために考えなくてはいけないことがたくさんあるんだということを知り感銘を受けました。

makenowjust.github.io

実際にドキュメントが公開されているので、手を動かし私も正規表現エンジン作りにチャレンジしたいと思います 💪

セッション以外の感想

Event

去年、DrinkUpに参加して本当に楽しかった記憶があったので今年も申し込みが始まった瞬間にバシバシ申込を行って、たくさんのEventに参加させていただきました! どれも本当に楽しく充実した時間を過ごせました。開催していただけたスポンサーの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。改めてありがとうございました!

RubyKaigi 2024 参加Event

今回は色々なeventに参加する中で、「去年以来ですね〜!」と挨拶できたのが2回目を感じて嬉しかったです。 また中でも去年より海外圏のRubyistの方々と多く交流できた点が、私の中で今回とても良い経験になりました。英語は学校で勉強して以来だったので、辿々しさとか間違っている部分はたくさんあったかもしれなかったけれど、勇気を出して、頭の中にある単語とか文法を引っ張り出して少し会話ができたのが楽しかったです。

また、コードとかRubyKaigi関連の会話だと、指し示す単語は共通するのでコミュニケーションが少し取りやすく、プログラミング言語は世界共通で動いているんだなと改めて実感することができました。

ただ一方でせっかくできたrubyfrinedsだったのにコミュニケーションがうまく取れなかった自分にとても悔しさを感じたので、Duolingoをインストールし英会話の勉強を始めました。 来年のRubyKaigiではもっと積極的にコミュニケーション取れるように身につけるぞ🔥

Kaigi on Railsの運営のこと

Kaigi on Rails 2024からオーガナイザーの一員になりました!

今少しずつ準備を進めているのですが、RubyKaigiに参加したときに準備している内容とリンクする場面を多く感じることができた点も印象的でした!

スポンサーブースや懇親会などに参加しながら、運営するとしたらどう動くだろう?とか話をしている時も「あっ、このあたりが参加者とすると少しマイナスに感じるんだ」など、運営目線で考えるという形で視野を広げることができたのが、とてもいい経験となりました。

そうして色々見て学ぶことができたので、俄然Kaigi on Railsも盛り上げるぞ!!とやる気がみなぎりました 💪 10月25日・26日、有明で会いましょう!!!!!

kaigionrails.org

おわりに

前回より楽しむぞ!と行き込んで臨んだ結果、去年の数十倍も楽しいRubyKaigiが過ごすことができました!

kaigi effectが自分の中でたくさん生まれたのはもちろん、去年よりもこれを気持ちだけでなくちゃんと行動に移したい!と思い、早速動き出始めています 💪

  • 英語でコミュニケーションがもっと取れるようになりたい

    • ->Duolingoを始めた!現在継続18日目!
    • 目標:自分の話したいことを英語で変換できる力をつける!
  • ParserからRubyが動いている仕組みをもっと知りたい

    • ->「Rubyのしくみ」を引き続き読む
  • コンピュータサイエンスの基礎を勉強する
    • ->techhouseさんがRubyKaigiの時に紹介していた勉強会に参加できるという案内が来たので、早速申し込んでみた!

RubyKaigiは、仲間がいることを実感できるだけでなく参加するたびに自分の視野をぐわっと広げることができるので、とても大好きなイベントです。今年も本当にありがとうございました!

来年のRubyKaigi 2025 in 松山もとっても楽しみ! 来年も今年以上に楽しめるように今から動くぞ〜〜 💪💪💪