REALFORCEのキーキャップを、型から作ってみた

おはこんばんにちは、一気に寒くなってきて冬服や秋冬物のバッグを買うのが楽しくなってきているしおりんです。

今年の9月ごろ、かわいいキーキャップをキーボードにつけて仕事がしたい!という気持ちになりました。

ただ、私の使っているキーボード、REAL FORCEにあうキーキャップがわからなかったので、 型を作る段階から、制作してみました!

なので今回は、市販のキーボードから型を取って、キーキャップを作成する方法を紹介します。

目次

出来上がったもの

これが出来上がったものです!

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虎がらのキーキャップ

今現在、こんな感じでESCの場所にはめて、使っています。

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キーキャップをはめた状態

ただ、なかなか一筋縄では行かず、試行錯誤しまくりました...

実際に、赤いキーキャップもはまっているのに、出来上がったものとして紹介していないのは、失敗作だからです 😭
(理由は、のちほど触れていきます)

作り方

材料や必要な道具

  • おゆまる or シリコンの型取り剤
  • レジン液
  • レジン用着色剤
  • UVライト
  • 調色パレット
  • つまようじ(イラストとかを描くならあると便利)
  • レジンクリーナー

私が実際に使ったもの

  • おゆまる

    • ダイソーなどの100円ショップに売っている透明のもの
  • シリコンの型取り剤

    • これは、セリアで販売しているものを使いました
    • 手作り用品のコーナーに置いてある印象
  • レジン液

    • 薄く重ねていくと起こりやすい反る現象が月の雫では起こらなかったのが良かったです www.padico.co.jp
    • 100円ショップにも売っています
      • ただ、固まりにくさや反り返りやすい印象があったので、PADICO製品の方がおすすめです
  • レジン用着色剤
    www.padico.co.jp

  • UVライト www.padico.co.jp

  • 調色パレット

    • レジンを薄く塗る時や色をつける時など、あると結構重宝します www.padico.co.jp
  • レジンクリーナー

    • レジンは時間が経つと、室内灯でも固まるため、筆や調色パレットを使い終わった後に、クリーナーで拭かないと固まってしまい、その後使えなくなる可能性もあるので、クリーナーは必須です
      UVレジン用クリーナー(25mL)jp.daisonet.com

作り方

1. おゆまる or シリコンモールドで、作りたいキーキャップの型と土台との接続部分の型をとる

REAL FORCEのキーキャップは、キーキャップの内側に円柱らしきものが付いて、キーボードの土台に差し込めるような作りになっていました。

色付けなどの工程を考えると、突起部分とキーキャップは最後にくっつけた方がいいと思い、それぞれで型を取りました。

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作った型たち

型の素材に関して

おゆまるでも、型を作ることはできたのですが、

固めていく段階で切れ目などが出やすかったり、固くなると型から外すときに少し大変だったので、

どちらかというと、シリコンモールドの方が、型としては作りやすかったです

2. キーボードの土台へはめる突起をレジンで作る

突起部分は、型としては深いため、一発じゃ硬化されない可能性があると考え、
早い段階でレジンを流し込み、キーキャップ制作の工程を進めながら、何度も硬化していました。

3. キーキャップの底から、薄く少しずつレジンを重ねていく

着色や上からコーティングしていく工程で、結構分厚くなってくるので、    初めから厚めに作ってしまうと、キーボードにうまくはまらない可能性が高いです。

特に底の部分を厚くしてしまうと底上げ状態になり、
キーボードの土台にはめるための突起部分を付けた時、上手くはまらずに実際、何度か失敗してます😭

ちなみに固めた後、紙やすりで削る方法も試してみたのですが、キーキャップが小さいため、紙やすりで薄くしていくのはなかなか大変...

そして何より、色付けした後だと、色が剥がれてしまうので

初めは薄く・少しずつ重ねていくのがポイントです。

4. レジンを好きな色に着色して、さらに層を重ねていく

型から外しても穴が開かないくらいまで、レジンを四方に固めたら、着色剤をレジンに混ぜて、層を重ねていきます。

着色剤は物にもよると思いますが、1滴入れただけで、結構色がはっきりと出ます。

また、着色剤が多いと乾きも遅くなる印象を受けたので
つまようじなどで少しずつレジン液に混ぜていき、層を重ねていくことで色を濃くしていくというやり方がおすすめです。

5. 型から外して、表面をレジンでコーティングする

型から出した時ザラザラした触感が気になったので、紙やすりで表面を整えた後、レジンで表面をコーティングしたところ、
結構つるっとゼリーのようなぷるっと感が出ました

ここも、ボトルから直接レジンを表面につけてしまうと、全体的に厚みが出てしまうので、筆とかで薄く塗っていくのがおすすめです!

ちなみに、虎の目や鼻などの部分は裏側から書くのが難しかったので、
紙やすりで表面を平らにした後、 目や鼻を書いてからコーティングしました🐯

6. キーボードの土台へはめる突起を両面テープなどで仮留めした状態で、キーボードにはめてみる

この工程が、実は一番大事で難しいポイントです。

キーキャップの表面までは、いい感じにできたのに、いざはめてみるとうまくはまらず、外れてしまう...ということが多発し、失敗作がいくつも生まれました。

出来上がったもので挙げていた赤いキーキャップもその一つで、
突起部分をつけた後、うまくキーボードの土台にはまらなかったため、失敗作となってしまいました... 😭

また、突起部分は底面積が小さいため、一度レジンで固めてしまうと 修正はもう全く効きません。

なので、仮留めした状態で キーボードにピッタリとはまるか、実際にキーを何回か押してみて外れてしまうことがないかを、確認できればできるほど、成功に大きく近づきます!!

7. キーボードから外れないことを確認できるまで調整が完了したら、キーキャップに突起をレジンでつける

ボトルから直接底にレジンを出してくっつけてしまうと 突起部分の長さが変わってしまう可能性があるため、筆で薄くのりみたいにつけて、硬化するのがおすすめです。

8. 差し込んだ時のずれなどを、紙やすりで調整したら完成

レジンで突起部分をくっつけた後、細かい調整をしてキーボードにピッタリとはまる状態になったら、完成です🎉🎉🎉

最後に

以上が、ざっとした作り方と注意ポイントです!

まずはESCキーのようになるべく隣り合っていない部分から作るのがおすすめです!

実際に今、commandキーの制作にチャレンジしているのですが、 隣りにキーがあると、厚みの調整をさらに細かく行わなくてはいけず、なかなか難しいな〜...となっています😫

自作キーボードなどでないと、かわいいキーキャップは付けられないかと思っていたのですが、

キーキャップが外せれば、おゆまるなどで型が取れて、

自由にレジンを使って可愛いキーキャップが作れる!という発見、そして何よりデザインを考えながら、作っていくのがとっても楽しかったです!

そして何より、触る時間が多いキーボードに、自分の作ったキーキャップがあると結構テンションが上がって、いっぱい押したくなります 笑

レジンなどは、最近100円ショップにも売っているので、年末年始などぜひ!キーキャップ作り、試してみてください🥰