1年間AIと共に歩んだらPR数を2倍に増やすことができた

おはこんばんにちは、しおりんです!あっという間に「よいお年を」という機会が増える時期になりました

今回は、GMOペパボ EC Advent Calendar 3日目の記事です! …3日目です!!!(あっ、そこ投稿日見ない)

adventar.org

この1年を振り返ってみると、AIを業務に導入したことによって去年より生産性が爆上がりしました。 具体的にどれほどかと振り返ってみたところ、1年間で出したPR数の平均が2倍ほど増えてました!

こうした成果は、単に運が良かったわけではなく、AIをうまく活用できたことが成果に繋がったと感じています。

今回は私がこの1年どんな風にAIと仲良くなり生産性を上げることができたか、書いていきたいと思います。

1. 背景: かつての課題

まずAI導入前、業務をしていく中で感じていた私自身の課題についてまとめます。

実装するまでの壁

コードを書くことに取り組み始める際、まずやりたいことに似た実装例を探し、それがないとどのように実装すればいいかイメージが付きづらい場面が多くありました。

実装例が見つからなかった場合、作業をなかなか進めることができないという意識がチャレンジする際の壁となってしまい、エンジニアなのにどうしてコードを書くことに苦手意識を感じてしまうのだろう...と自分を責め、ストレスとなっていました。

コードリーディングの壁

私が所属しているCREチームは、ユーザーから来たお問い合わせに対する技術的な調査を担当しています。 担当しているカラーミーショップというサービスはPHPを中心にRailsやTypeScriptなど複数の言語を使用しています。言語によって見る範囲は変わるというのはなく、全般的にみています。

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そのため、お問い合わせ内容によっては慣れていない言語で実装されている箇所を見ることがあります。その際にどうしても動きを理解するまでに時間がかかってしまっていました。 また理解した内容も自信がないため、その範囲を普段開発しており詳しい他チームに頼る場面が生まれることが多々あり、独力で解決まで持っていけなかった自分へもどかしさを感じていました。

文章を書くときの壁

コードを書くときは「これで動くはず!」という確証を得ると一気に進めることができる一方、文章を書くときにはアイディアがあっても、それをどう形にするかという点でなかなか難しく感じることが多くありました。

書きたい題材のアイディアはあるものの完成度を求めすぎてしまい、実際に文章にする段階で構成などどのように文章に落とし込むか悩む。

さらに文章を書き進めている中で「これを伝えたいけれど、うまい表現が思いつかない...」という問題に直面したとき、思いつけないまま時間だけが過ぎてしまう。

さらにさらに文章を書き終わった!となったあと、誤字や脱字、不揃いな部分がないかなどを読み直しながらチェックするのにも時間がかかる。

これらのことが重なり、文章を書くという作業がどうしても億劫に感じてしまうということがありました。

2. AI導入後の変化

このような日々の業務で立ちはだかっていた壁に対して、AIを活用するという新しい方法を取り入れたことによって、状況を大きく変えることができました。そうして、次第にその壁を乗り越えられるようになっていったのです。

AIとチャットでひたすら会話をしまくった

1. 実装したいイメージをそのまま伝える。

ここで紹介する実際の例は、ChatGPTで試したものを示します。

チャットでAIに「こういうことを実現したい」と伝えるだけで、具体的なコードをすぐに提示してくれます

こうすることで土台ができるため、スタートダッシュが一気に切りやすくなり、より実装したいもののイメージに近づくようにコードを書き進めることができるようになっていったのです。

こうして「何から始めるべきかわからず手が止まる」という不安と無駄な時間が大幅に軽減することができました!

2. コードを深く理解するために質問しまくる

AIが提示したコードはすべて正しいとは限らないことから、提示されたものをただ使うだけではなく、「なぜこの方法が選ばれたのか」「他の選択肢は何かないか」などを質問しながら進めることも意識しました。

またコードリーディングを行う際、当たりはついているけれど具体的に何をしているかわからない部分のコードであれば、そこを指して「ここはなにをしている?」という質問からはじめています。

そしてその回答の中でわからないことがあったらそのままにせず、そこから自分が他の人に説明できるくらいまで理解ができる状態となるまでAIチャットで質問しまくるようにしました。

もし当たりが全くつかない状況の場合、これは私が普段使っているCursorというAI Code Editorにおける機能なのですが、ディレクトリ内にあるコード全てを参照し、投げた質問に対する回答を生成してくれる機能があるためこれを利用し「xxxという機能に関連するファイルを提示して」といった質問から徐々に当たりをつけていくことで慣れない言語に対しても独力でコードリーディングを進めることができました。

これによって自分自身の理解が自然と深まり自分の中に落とし込むことができるため、段々とAIに聞く前に自分で実装方法を思いつきやすくなってきました。

3. 繰り返し学ぶことで自信を得る

この2つのプロセスを何度も繰り返すうちに、自分の中で「コードを書くときのパターン」が少しずつ形成されていきました。それが「次もできるかもしれない」という自信につながっていき、コードに対しての苦手意識が薄れ自分の中で気軽にチャレンジしてみよ!やってみよう!という気持ちが芽生え手を動かす機会がどんどんと増えていきました。

手が止まったらAIチャットにすぐ投げる

文章の壁に対しては悩んで手が止まった瞬間、その悩みをそのままAIチャットに投げることで、一気に解決するようになりました。

伝えたいこと・浮かんでいる書きたいアイディアを箇条書きにして「以下の内容が伝わるブログの記事を書きたい。構成を考えて」という質問を投げると土台となるような文章の構成を生成してくれます。今回のこのブログ記事も始まりはこの質問から初めました。

土台ができると、そこから思いついた書きたいことをパズルのように当てはめて書き進めていけるため一気に楽になりました。

またAIが生成する文章は、自分の普段の書き方と異なることがあります。

なので、文章を書くときに関しては私はそのまま使うというよりかは考えていることが自然な文章になるようにするためのヒントをもらうという意味合いで質問し、生成されたものにプラスして自分の考えを加えるという形ですすめています。

今回のブログでも以下のようにAIに相談し、そしてそれをそのまま使うのではなく自分の言葉と組み合わせて形にしました。

また書き終わった文章のレビューもまずはすべてAIにお願いするようにしました。 私はAIに文章をレビューしてもらうときに以下の内容を毎回投げています。

これから投げる文章を、以下の評価軸でレビューしてください。
該当する箇所があれば、そこを修正案とともに提示してください。

評価軸
- 誤字・脱字がないか
- 冗長的な文章となっている箇所はないか
- 日本語の表現としておかしい箇所はないか

これによって誤字脱字はかなりの確率で検知できるようになりました。また冗長的な表現に関しては文章をしっかり読まないとなかなか見抜けないですが、AIが気になったところをまず抽出してくれるため修正が行いやすく、全体的に1から文章を読む回数を大幅に減らすことができました。

5. おわりに

AIを活用する中で「自分で積み上げる力」がついた実感がとてもありました。実装方法やコード解釈、文章校正など、以前は抵抗がありまず積んでしまったタスクを初動でスムーズに進められるようになりました!

AIは、自分の限界を広げる強力な相棒でした。

ただ自動的に仕事をしてくれるくんではなく、手助けしてくれる相棒にするには、「質問力」や「選別力」といったスキルが大事だと1年かけて使ってみて気がつきました。

今後もこれまでのようにAIを活用することは続けつつ、コードレビューや文章のニュアンス調整などもっと効率的にAIを使うにはどうしていくといいかなど、より複雑な問題にも対応できるAI活用法を身に着けていきたいと考えています!

「やりたいけどできない」を抱えるすべての人に、まずAIと会話をしてみませんか?

そこで得た小さな成功体験が、次の大きな変化につながってどんどんと楽しくなっていきますよ!

初めてオーガナイザーとして参加したKaigi on Rails 2024 を振り返る

おはこんばんにちは。夏が終わったと思ったら一気に寒くなり、寒暖差に絶賛ついていけていないしおりんです。最近、天気予報の気温と自分の感覚が全然合わず、服装の失敗率が多いのが悩み...🫠

さて時間は空いてしまいましたが、今回はKaigi on Rails 2024の振り返りをします。 去年は参加者でしたが、今年は初めてオーガナイザーとして参加したためチャレンジしてみてどうだったかなどを振り返っていこうと思います!

チャレンジしてみようと思ったきっかけ

技術カンファレンスに行く機会が増えて、イベントに参加することに慣れてきたあたりから、運営スタッフの方々の動きに目が行くようになってきました 👀

見るとどの方もすごく楽しそうにカンファレンスを最大限に盛り上げるため、動いている姿が目に映って「すごくいいな〜〜」となったのが、一番初めに興味を持ったきっかけです。

そして、去年のKaigi on Rails 2023のクロージングでチーフオーガナイザーの大倉さんから「スタッフを募集しています!」という発表がありました。

上記の通り、もともと興味を持ってやりたい!と思っていたこと、私が所属しているGMOペパボのパートナーが複数名オーガナイザーとして参加していたことで、どのように運営を行ったか少し話を聞けたこともあり、チャレンジしてみたい!となって、参加意欲を表明しオーガナイザーの一員として、2024年から参加することとなりました。 tech.pepabo.com

実際にやったこと

懇親会の準備

当日までの準備期間、私は懇親会のことを考えるチームに所属し、主に懇親会の会場選定やコンテンツの企画などに取り組みました。

日本酒好きのオーガナイザーが多くいたこともあって、オーガナイザーが厳選した日本酒コーナーを設置することにしたのが、今年考案したコンテンツでした。

オーガナイザーへ募集をかけた時から、美味しそうな日本酒がたくさん集まって盛り上がっておりました!

トークの選定

プロポーザルを見て聴きたいトークを選定するというのにも初めて携わりました。 1つ1つの内容がどれも興味が湧く聴きたい内容ばかりで、見ながら悩みまくり「選ぶの難しすぎる....」と一人唸っていました...

それと同時に、世の中のエンジニアがどのようにプロポーザルを書いているのか、そこから選ばれるプロポーザルはどういうものなのかという知見を得ることができました。

基準点は多くありますが、やはり当日のトークが想像しやすいくらいプロポーザルの内容が記載されているか・カンファレンスのコンセプトや目指すところとマッチしているかが大事なんだと実感しました。

私自身、プロポーザルを出して登壇することは1つの目標として持っているのでそういった意味でも今回の経験はとても大きかったです。

当日

気合を入れてKaigi on Rails 2024のイメージネイルをしました。 モノトーン系でカッコ可愛いデザインにしてもらい、毎回ネイリストさんには感謝 🙏🙏🙏

当日一番初めの仕事は、入り口近くでようこそ〜こっちだよ〜をする係をしてました。 実は、去年のKaigi on Rails2023で見てちょっと憧れがあったのでした 😊 なので案内しながら一人嬉しくなっていたのはここだけの話ですw

懇親会チームとして準備を進めていたこともあり、当日懇親会に参加してくれた方が皆さん楽しそうに過ごしているのを見れた時は、本当に嬉しかったです!日本酒も選定したオーガナイザーを含め、多くの方に楽しんでもらえて良かった!

そして何より、クロージングでオーガナイザーとして壇上に上がった景色は、とてもキラキラしていて今でも目に焼き付いているくらい感動的でした。

オーガナイザーとしてKaigi on Rails2024を全力で盛り上げる一員になることができた、駆け抜けたことを実感した、そんな瞬間でした。

終わってみて

一言で言うと、すごくすごく楽しかったです!

今回、初めてオーガナイザーとして参加したことでこれまで持てていなかったカンファレンスを準備する大変さや運営の視点を得ることができたのがとても大きかったです。

運営としてコミュニティに携わることの楽しさを実感することができたので、今後も他のイベントなどでチャンスがあれば運営としての関わり方もやっていきたいなと感じました。

イベントへの参加率は増えてきたので、コミュニティに還元する・携わる何かをしてみたいと思う方に、運営スタッフとしての参加はとてもおすすめです!

改めて、Kaigi on Rails 2024に携わったすべての方へ感謝します! ありがとうございました!!!

Kaigi on Rails2024 オーガナイザー

社会人、資格試験にチャレンジしてみたら勉強の楽しさに目覚めた!

おはこんばんにちは!この間食べた梅干し満載のピザが美味しすぎて忘れられないしおりんです🍕 ちなみにコラボしている梅干し屋さんも最高で、スカイツリー近くの商業施設で、立ち喰い梅干し屋をやっていてたくさんの梅干しと出会えるので好きな人にはとってもおすすめです☺️

tachigui-ume.jp

この間、情報セキュリティマネジメント試験を受験し合格しました🎉🎉🎉🎉🎉

合格証書が届くまで、本当に合格したか実は不安だったのですが届いたことでやっと確信に変わり言えるようになりました笑

資格試験の勉強をしたことで、自分の中で勉強に関する考え方などが変わったので今回はそのアウトプットです!

情報セキュリティマネジメント試験とは?

どういう試験かというのは、試験を実施しているIPAが提示している内容が全てなのでこちらを引用します。

情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善を通して組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための基本的なスキルを認定する試験です。

参照:情報セキュリティマネジメント試験とは | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

どうして受験しようと思ったの?

会社内でセキュリティに関心があるメンバーが集まって、事業部内のセキュリティ関連の話題などを共有したりする会を2週間に1回実施しています。

その会においてセキュリティ関連の業務共有だけでなくスキルアップも目指していきたいよねという方針になり、参加しているメンバーが各々高めていきたい内容を提示して、それに向けて活動しその進捗報告も併せて実施しようとなりました。

私はセキュリティに関して基礎的な知識を高めていきたかったので、情報セキュリティマネジメント試験を受験することに決めました。

勉強方法

使っていたのは、この本と情報セキュリティマネジメント試験の過去問が豊富にある過去問道場というサイトです。

www.sg-siken.com

いざ!試験勉強を始めるぞ!!と思っても、本格的に試験勉強をするのが社会人になってから初めてでした。

試験の過去問を見ても問題に慣れてないからわからないことが多かったり教科書タイプの参考書を読み進めてみてもしっくりこず、やるぞ!と決めた当初は進捗がかなり悪かったです。

そんな状況を打破したいと思い、本屋さんで関連書籍を探している中でこの本に出会いました。

この本はがよかった最大の点は左に問題・右に回答と解説という形だったことです。

1ページごとの約5問と少なかったため、初めはわからないのは当たり前!の気持ちで、正解率より解説を見て理解することを重視して進めやすかったです。

まずは問題に慣れる、ひたすら向き合う。わからなくても間違えてもOK このスタンスではじめの一歩を踏み出して見たところ、自分の中にあった試験勉強に対する壁を崩すことができました!

こうしてこの進め方でやっていると段々と問題に慣れてきて、わかることも増えてくる実感が得られるようになってきたので、通勤時間などに過去問道場をクイズ感覚でやっていました。

www.sg-siken.com

また、情報セキュリティマネジメント試験はCBT方式の試験なので、試験日は自分で決めることができます。

なので、いつ受けるのかは自分次第となることから迷ったのですが、まずおおまかに1月の時点で5月末までには受験することを決めていました。

そこからしばらく勉強して、問題に慣れてきた時に大体これくらいの期間があれば受験できそうという大まかな見積もりが自分の中でできたので、多めに期間をとった4ヶ月後の4月中旬に受験しよう!と思い試験日を決めて申し込みました。

試験勉強をしてみて楽しい!となったポイント

試験勉強をしてみて、テンションが上がったことポイントは以下のとおりです。

  • 日々の業務でやっていることにつながる問題が多かった
  • やってきたことが問題として取り組むことで解像度が上がった
    • パズルのピースがピタッとハマる感覚
  • 自分がこれまで業務でやってきたことの証明にも通すごく自信に繋がった

これまで、試験勉強=辛くて大変・時間も取られる。勉強が得意な人にしかできないから自分には向いていないと思っていたのですが、やってみるとこれらの印象はガラリと変わり、楽しいものだ!!というポジティブでもっとやってみたい!!という印象に変えることができました!

次なる目標

今回、この試験を受けるために勉強し合格まで到達できたことで、資格の勉強する楽しさや自信につながる嬉しさを実感できました!

こうして私は勉強する楽しさに目覚めたことで、空前の試験勉強ブームが到来しているので、次は以下の資格を取るために勉強を進め始めました 💪

この調子で合格を勝ち取れるように、楽しみながら勉強を続けていきます!!

視野とやりたいことがブワッと広がったRubyKaigi 2024

はじめに

おはこんばんにちは!...いや今回は、はいさ〜い🌺🌺🌺

沖縄の楽しかった思い出をお土産を食べるたびに思い出しているしおりんです🌺 RubyKaigi 2024に参加するために沖縄に行ってきました!カンファレンスはブログを書くまでがカンファレンス!ということで、参加した感想ブログです。

今年は去年以上に自分にとって最高のRubyKaigiとなったので、少しずつ書き進めていったところだいぶかかってしまいました😇 (過去最長6000文字超え)

RubyKaigi 2024とは?

rubykaigi.org

RubyKaigiとは、プログラミング言語Rubyに関する国際会議です。 今年は2024/05/15-05/17の3日間、沖縄県那覇市で開催されました!

参加人数としては、1000人以上! 日本のみならず海外のRubyistも一堂に沖縄に集まってRubyのことを話すお祭りのような3日間でした!

ちなみに私のRubyKaigiの参加歴としては去年のRubyKaigi 2023が初参加、今年は2回目の参加でした。
(去年の参加レポは会社のテックブログにて↓)

tech.pepabo.com

RubyKaigiに参加する前にやったこと

去年参加してすごく楽しかった記憶が痛烈に残っている一方で、初参加の緊張で、自分からコミュニケーションを取れるまでに少し時間がかかってしまった点や、やはり内容が難しく全然理解できなかったという反省も強く残っていました。

なので、今年参加するにあたって「去年よりもっと楽しめるようにする!」というテーマを自分の中で掲げ、それを達成するためにRubyKaigiの開催前から色々自分の中で動いてみました。

1. カンファレンスネイル

まずはカンファレンスネイル!これは、去年に引き続き今年もやってみたものになります。

Xのいいね数から実際の会場も含め、去年より多く反響をいただけたのがとても嬉しかったです! 去年は初参加ということもあって、自分から言い出すというよりかはネイルが目に入った方からお声がけいただいた流れで「RubyKaigiをイメージしたんです〜」という形で会話が進むことが多かったです。

けれど今年はXのいいね数やリポスト数も多くいただけたこともあったので、自己紹介の時に「RubyKaigiのイメージネイルをしている者です〜」と自分から発信してみたところ、そこから会話を広げることができたり「あ!Xでみました!」と言っていただける場面が多くあって嬉しかったです!

カンファレンスネイルをすることの効果として、初めての方と話す際のきっかけになるのはもちろん、去年もやっていましたよね?と覚えていてくれた方もいて、2回目の効果も実感することができました。

そして今年もRubyKaigi 2024のデザイナーさんに直接ご挨拶しネイルを見ていただくことができました。 カンファレンスネイルができるのも、最高のデザインを考えているデザイナーさんがいてのことなので「今年も最高のデザインをありがとうございます!」と感謝を伝えることができたのはとても嬉しかったです。

カンファレンスネイルの楽しさにもうすっかり取り憑かれてしまったので、今後もRubyKaigiはもちろん他のカンファレンスでもやっていく予定です💪

ということで次回はKaigi on Railsでカンファレンスネイルをやります💕

2. 事前イベントへの参加

今回私は、Smart Bankさん・Wantedlyさんが主催する事前イベントに参加しました。

smartbank.connpass.com

事前イベントは今年初めて参加したのですが、スピーカーの方々から始まる前に内容について聞けることで、当日実際のセッションの聞く際に0からではなく概要を少し把握した状態で臨めるため、「わかる...わかるぞ...!!あの時話していたことは、こういうことだったのか!!」と自分の中に話を落とし込みやすく、面白さを実感することができました。

また懇親会で、去年会った方にご挨拶ができたりまたここで初めまして!をした方に当日沖縄で「事前イベントぶりですね!こんにちは!」と挨拶することができたのも良かったですね〜

事前イベントの力恐るべし...来年も開催されたら絶対行きたい💪

3. 社内で開催された事前勉強会への参加

今回、RubyKaigi前の準備として社内でセッションを1つ選択して、それについて調べて発表する勉強会が開催されました。

事前に調べた感想は、行く直前にブログに書きました。なので、ここでは実際に参加した後の感想を書きます。 shiorin223.hatenablog.com

楽しみにしていたセッションがいざ始まった瞬間、私は金子さんの話のスピードに圧倒されました。 少しでも聞き逃さず後から振り返れるようにと、メモを取ることに集中して聞いていたのですが、事前に勉強会のために調べていた単語が多くあり、メモをしながら「多分この辺りの話をしているのかな?」と分かった瞬間が多くあったのがとても嬉しかったです。

それだけでなく、Parser関連のセッションはもちろんのことそれ以外のセッションやLTでもParserや関連した単語が出てくる場面が多かった、またそれが自分の中で分かったのもすごく嬉しくParserを予習の題材に選んで本当に良かったなと思いました。

RubyKaigiに参加してみて

セッションの感想

Writing Weird Code

drive.google.com

これは言わずもがな、終始驚きの連続でした。TRICKはすごい好きなコンテンツなのですが、どうしてそう動くのか全くわからなかったのでその辺りの話が聞くことができ、Rubyやプログラミングのまた違った一面と出会うことができたのがとても面白かったです。

また作品に圧倒されたのはもちろんなのですが、要所要所でRubyKaigiのセッションと絡める形で説明があったのもとても印象的ですし、こういうところでも繋がっているんだ!と驚きました。

これを機に、Quineの世界に飛び込んでみたい!またそれ以降のセッションに対してさらに楽しみになることができたKeynoteでした!

The grand strategy of Ruby

speakerdeck.com

Parserを事前に勉強していたので、1番楽しみなセッションでした! スピードは結構早かったですが、ParserやParser Generatorとは何かという基礎的な部分から、Rubyの中で動いているParserがどうして悪魔城と呼ばれているのかという部分まで丁寧に紹介があった点が、とても勉強になりました。

そしてそんな悪魔城を切り崩すためのロードマップの紹介がまずあったのですが見た瞬間、なかなか果てしない道のりだな...と思わず感じてしまいました。

けれどそこから金子さんを筆頭に様々な人が協力し少しずつ倒していっているという話を聞き、その姿がまるで勇者のパーティーみたいに思え、勢いの凄さやこれから先さらに広がっていく可能性に非常にワクワクしました。

普段何気なく様々なライブラリなどを使ってRubyを動かしているけれど、その1つ1つにParserが関わっていることにとても感銘を受けました。 また、そのあたりの知見をさらに広げるためにコンピュータサイエンスのことを学んだり実際に動いているコードをもっともっと知りたい!と思えたセッションでした。

またさらに、1日目のオフィシャルパーティーで金子さんに直接ご挨拶し感想を伝えることができたのもすごく嬉しかったです!その後、成瀬さんからセッションを聞いて難しかった部分や知見を深めるためにどこからキャッチアップすればいいかなどの話も伺うことができ、私の中の知的好奇心がブワッと広がった楽しい時間を過ごすことができました! ありがとうございました!

Make Your Own Regex Engine!

speakerdeck.com

こちらは正規表現エンジンをRubyで作る方法を紹介するセッションでした。 正規表現エンジン、Rubyで作れるんだ....と思ったのが初めの驚きでした。

正規表現を使う時の記号やルールなど、覚えるまで難しいけれどシステム側がどうなっているのかは知らなかったので、作る手順をなぞりながら仕組みを聞くことができた点が身に入りやすく勉強になりました。

中でもパターンをマッチさせたいけれど、1単語分をマッチさせるだけでも、最初から最後まで読み取ることや1文字1文字をちゃんと読み取り判定するようにするために考えなくてはいけないことがたくさんあるんだということを知り感銘を受けました。

makenowjust.github.io

実際にドキュメントが公開されているので、手を動かし私も正規表現エンジン作りにチャレンジしたいと思います 💪

セッション以外の感想

Event

去年、DrinkUpに参加して本当に楽しかった記憶があったので今年も申し込みが始まった瞬間にバシバシ申込を行って、たくさんのEventに参加させていただきました! どれも本当に楽しく充実した時間を過ごせました。開催していただけたスポンサーの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。改めてありがとうございました!

RubyKaigi 2024 参加Event

今回は色々なeventに参加する中で、「去年以来ですね〜!」と挨拶できたのが2回目を感じて嬉しかったです。 また中でも去年より海外圏のRubyistの方々と多く交流できた点が、私の中で今回とても良い経験になりました。英語は学校で勉強して以来だったので、辿々しさとか間違っている部分はたくさんあったかもしれなかったけれど、勇気を出して、頭の中にある単語とか文法を引っ張り出して少し会話ができたのが楽しかったです。

また、コードとかRubyKaigi関連の会話だと、指し示す単語は共通するのでコミュニケーションが少し取りやすく、プログラミング言語は世界共通で動いているんだなと改めて実感することができました。

ただ一方でせっかくできたrubyfrinedsだったのにコミュニケーションがうまく取れなかった自分にとても悔しさを感じたので、Duolingoをインストールし英会話の勉強を始めました。 来年のRubyKaigiではもっと積極的にコミュニケーション取れるように身につけるぞ🔥

Kaigi on Railsの運営のこと

Kaigi on Rails 2024からオーガナイザーの一員になりました!

今少しずつ準備を進めているのですが、RubyKaigiに参加したときに準備している内容とリンクする場面を多く感じることができた点も印象的でした!

スポンサーブースや懇親会などに参加しながら、運営するとしたらどう動くだろう?とか話をしている時も「あっ、このあたりが参加者とすると少しマイナスに感じるんだ」など、運営目線で考えるという形で視野を広げることができたのが、とてもいい経験となりました。

そうして色々見て学ぶことができたので、俄然Kaigi on Railsも盛り上げるぞ!!とやる気がみなぎりました 💪 10月25日・26日、有明で会いましょう!!!!!

kaigionrails.org

おわりに

前回より楽しむぞ!と行き込んで臨んだ結果、去年の数十倍も楽しいRubyKaigiが過ごすことができました!

kaigi effectが自分の中でたくさん生まれたのはもちろん、去年よりもこれを気持ちだけでなくちゃんと行動に移したい!と思い、早速動き出始めています 💪

  • 英語でコミュニケーションがもっと取れるようになりたい

    • ->Duolingoを始めた!現在継続18日目!
    • 目標:自分の話したいことを英語で変換できる力をつける!
  • ParserからRubyが動いている仕組みをもっと知りたい

    • ->「Rubyのしくみ」を引き続き読む
  • コンピュータサイエンスの基礎を勉強する
    • ->techhouseさんがRubyKaigiの時に紹介していた勉強会に参加できるという案内が来たので、早速申し込んでみた!

RubyKaigiは、仲間がいることを実感できるだけでなく参加するたびに自分の視野をぐわっと広げることができるので、とても大好きなイベントです。今年も本当にありがとうございました!

来年のRubyKaigi 2025 in 松山もとっても楽しみ! 来年も今年以上に楽しめるように今から動くぞ〜〜 💪💪💪

RubyKaigi 2024の前に勉強したら、楽しみな気持ちが数十倍に増えた

おはこんばんにちは!いよいよ沖縄!RubyKaigiですね〜〜〜🌺 沖縄では3回は海ぶどうを食べようと決めているしおりんです。

RubyKaigiに参加するのは2回目となります!前回よりもRubyKaigiを楽しめるようになりたい!と思い、今回事前にParserについて勉強してみました。

結果、視野が広がりRubyKaigiのセッションに対しての楽しみをすごく高めることができたので、今回はその気持ちを忘れないように書き残します。 (RubyKaigiが始まるまでに出したいという気持ちだけで書いているのでだいぶ乱文です... 🙏)

勉強しようと思ったきっかけ

調べてみようと思ったきっかけは社内でRubyKaigi前に事前学習会が開かれたことでした。内容としては、気になるセッションを1つ選んでそれについて深掘りするというもので、私は単語としてはよく聞くことが多いけれどちゃんとわかってないなと思っていたParser、そして金子さん(@spikeolaf)のセッションをピックアップし調べることにしました。

rubykaigi.org

実際に調べてまとめたものに関しては、載せようと思ったのですがまだ公開用にまとめきれていないので後ほど載せます🙇‍♀️

実際に勉強してみた結果

実際に勉強することに手を出してみた結果、難しさは多く感じましたがそれよりも自分にとってよかった点がたくさん出ました!

  • 去年のスライドや今年の紹介文において指している単語がわかるようになった
  • 他の関連あるセッションの解像度が上がった
  • 難しかったけれど、具体的にどこが難しいと思ったか、どういうところがもっと知りたいと思ったかがわかった。  - 今回調べた中だと、CRubyの動きをもっと知りたいと思ったからC言語とか触れてみるといいんだろうか?という学びの芽生えが生まれた

ただ一方で調べて社内学習会のためにまとめつつも、自分の中で半分くらいの理解までしか落とし込めなかったな〜と軽い反省があったのでそのことを同じ会に参加していた同僚の方に相談したところ、Rubyのしくみって本いいよ!!と教えてもらい、それが社内の本棚にあったのですぐ借りて読んでみました。

すると落とし込めなかった一人で調べられなかったわからない部分(そもそもどうして解析が必要なのか、どういう仕組みで普段触っているrubyのコードにつながるのかなど)に対する内容が丁寧にわかりやすく解説されて「なるほど!これってそういうことだったんだ!!」と理解できる部分が増えました!!

事前学習会を社内で開催してもらえたことで、今後につながる学びとRubyKaigiへの楽しみさを高めることができました!

さあ沖縄楽しむぞ〜〜!今年もRubyKaigi 2024イメージネイルをしてます!見たい方などぜひお気軽に話しかけてください〜!

2023年を振り返って

おはこんばんにちは!今年も大晦日孤独のグルメを見て、焼肉が食べたくなりました。しおりんです🍖 近所の場所も紹介されてたので、2024年に行ってみようかな〜

さて、2023年最終日ということで振り返って思ったことを残そうと思います。

読書めっちゃ楽しい!📕📕

今年、特に11月ぐらいから読書の楽しさに目覚めました。

しおりん(*゚-゚)の本棚 (しおりん(*゚-゚)) - ブクログ

きっかけは、この本に出会ったことからでした。

リーダーシップに出会う瞬間 成人発達理論による自己成長のプロセス https://amzn.asia/d/j3YAaeW

小説や漫画以外の本には抵抗感がこれまであったのですが、この本を読み出したことをきっかけに知らない考え方に出会う楽しさ、そこから自分の考え方の視野が広がっていくことにとてもワクワクして一気に色々な本を読みまくっています!

また久々に本屋さんに足を運んで、気になる本を探すことにも楽しくなってきたので、来年もますます本が大好きになりそうです🥰

目標を高く持って早く達成しなくてはと焦って空回りした

今年のはじめに出したやっていきの記事の中で、「 極限まで頑張りすぎない」ということを示したのに、しっかり頑張りすぎました🫠 2023年のやっていき。 - shiorinのアウトプット

どうしてそうなったのかを思い返してみると、期待されているであろうことを満たせていないこと、まわりの実力と自分の実力を比べて全然足りていない感じ、少しでも早く実力をつけないといけないと焦って、でも全然出来なくて空回りしてそんな自分を責める…という自分いじめループに陥ってしまい、しんどくなってしまう場面が数回ありました。

その度に、休んだ方がいいよと少し休みを取らせていただけるチームの方々をはじめとした職場には本当に今年も感謝の気持ちでいっぱいです🙏 ありがとうございました!

休んだ時にも本を読んで、目的や意味もなく誰かと比べて自分を責めすぎても、何も生まない。しなきゃいけないと思いすぎる必要はない。ということに気がつくことが出来ました。

また今回立ち止まったときに、自分がしんどいと感じる時はどうなっているか、辛い時どうやって自分を癒すと楽しくなれるか、というのをメモして客観視して残してみました。

書いた後にそれを見ると「これだけ備えが出来てるから、またなったとしてもまぁきっと私は大丈夫っしょ!」と自分を信じることが出来ました!

自分を信じてみるって、ちゃんとやった事なかったけどなかなかいいものですね☺️ 自分、ちゃんとやってんじゃん!いいやつじゃん!って思えてワクワクしました。

おわりに

ということで、簡単ですが2023年を振り返ってみました! 2024年やっていきも、年始に書く予定です!

2023年もありがとうございました!!2024年もよろしくお願いします🎉🎉🎉

そうめん茹でたら引火した事件を起こしたので再発防止のためにポストモーテムを書いてみる

おはこんばんにちは!1年間の自分に対して最大限の感謝を伝えるために今日人生で初めてうなぎ屋さんに入ってうな重を食べましたしおりんです!高かったけど、とーっても美味しかったぁ〜〜!1年間ありがとう私!来年も行こうね ✌️

今回は、GMOペパボ EC Advent Calendar 2023の17日目の記事です。前回はtakapiさんの個人開発Webアプリケーションを0円で運用するでした!私自身、勉強のために自分でWebアプリケーションを作りたい!と思った際、まず立ちはだかった不安がお金の面だったので、0円で運用できる方法はとても魅力的で参考になる内容でした👀 0円なので気軽に試せそう!私もやってみよう 💪

adventar.org

はじめに

さて、私が所属しているGMOペパボではサービスでインシデントが発生した際、収束後に振り返りと再発防止を目的としたポストモーテムを作成しています。

ここ数年で、私自身インシデント対応に携わる機会が増えました。

それに伴いポストモーテムを書く機会も増えてきたのですが、まだ慣れておらず抵抗感が若干あり....

ということで、ポストモーテムに対しての抵抗感を減らす、そしてペパボのポストモーテムの良さを紹介したい!! という目的のもと、今回は普段利用しているフォーマットを用いて、最近私生活で起きたインシデントを振り返り、再発を防止するためのポストモーテムを作ってみようと思います!

なお、今回の記事では詳細は割愛しますが、インシデントが発生した際のフローについては、セキュリティ対策室のhiroyaさんが作成したこちらのスライドがわかりやすいので合わせて掲載します! 起こってしまったインシデントに対し、心理的ハードルを少しでも下げ、職種に関わらず全員で取り組むことができるようにするため、現状整理から解決に向けての動き方、そして再発防止の取り組みまで、一連の流れが分かりやすく仕組みとして構築されているのが本当に素晴らしいのです!!

私自身も初めてインシデント対応に参加して不安いっぱいだった時、この仕組みにとても助けられました😭🙏 この場を借りて、感謝を...!いつもありがとうございます!!! speakerdeck.com


概要

  • 作成日: 2023-12-19
  • サマリ(発生状況): 鍋にそうめんを入れた時に溢れた麺に鍋肌にあふれた火が引火した
  • インパクト(影響範囲): そうめんが焦げた
  • 根本原因: そうめんの量に対して鍋が小さすぎた。そうめんを入れた後に火のそばから離れてしまった
  • 発生原因: 鍋肌に火が溢れるくらい強火にしすぎた。
  • 復旧日時: 2023年11月6日 13:30
  • 対応: 鍋のお湯を使って消火。焦げた部分と焦げていない部分を分離
  • 検出: 台所に戻ったら鍋から火が上がっていた
  • アクションアイテム(再発防止策):
    • 火をかけた時に、鍋から離れない
    • 麺を茹でるときは一段階大きな鍋を使う
    • 鍋肌に溢れるまで火力を上げない

教訓

うまくいったこと

  • 引火してすぐ気がついたので、鍋の中のお湯で鎮火できた
  • 焦げていない部分があったことで、全て処分せず一部は食べることができた

うまくいかなかったこと

  • 本来食べる予定だったそうめんの量が減ってしまった

幸運だったこと

  • 引火してすぐ気がついたので、鍋の中のお湯で鎮火できた

タイムライン

障害発生・障害検知〜対応開始

13:10 お湯を火力最大で沸かし始める

13:15 沸騰したことを確認したので、そうめんを投入

13:16 調理している中で出たゴミをリビングへ捨てにいく

13:18 そうめんに火が引火していることに気がつく

対応開始〜原因特定

13:19 引火した部分をお湯に入れて鎮火

原因特定〜障害の緩和・解消

13:21 麺の半分は焦げずに残っていることを確認

13:22 焦げた部分の除去作業開始

13:35 焦げた部分の除去作業完了

13:40 大きめの鍋に水を入れてお湯を沸かす

13:42 沸騰したお湯にそうめんを入れて茹でる

13:45 そうめん完成


おわりに

以上、そうめん引火インシデントでした。

時間を惜しんだ結果、横着しすぎたのが最大の反省です 😇 なんでもMAXまで強火にすればいいってもんじゃないんですね...

また日常のこんな些細な事件であっても書きやすいこのポストモーテム雛形はすごい!

これで自信がついたので、ポストモーテムを書けるようになった💪 (まあもちろん、ポストモーテムを書く事象が起こらないのが一番なのですがね😇)